東日本大震災以後、新たな震災が予測されている今日、震災予防補強工事や先の震災で受けた震災補強工事等、防災力を高める住宅の減災が急務と言われています。
木造家屋のコンクリート基礎は地震により家屋上部に生じたエネルギーを壁から土台基礎を通じて地面に逃がす事で、木造家屋全体を地震から守る重要な役割を持っています。東日本大震災や阪神淡路大震災では家屋の上部構造の耐震補強が施されていても基礎がその強度を支えきれず破壊や割れが発生し、被害が大きくなった事例が多く見られます。これ等の事から、家屋上部の強度に見合った耐力のある基礎にする事が必要です。